みんなで考える特別支援教育

特別支援教育、子どもたちの力を発揮させるための資質を皆さんで向上させていきましょう

遊びの指導って何なんなの??

 「遊びの指導」
 この言葉を初めて聞いたときは、


 「遊び??」「指導??」「遊びの何を指導するの??」


 と、いまいちイメージができませんでした。
 今も「遊びの指導って何なんなの?」と尋ねられた時に、自信をもって「これだ!」と説明することは難しいです...これを機に今一度「遊びの指導」について理解を深めていきたいです。


【各教科等を合わせた指導】
 「遊びのの指導」と言ってもその大本は「各教科を合わせた指導」があります。
 一般的な学校で行われている学習法は「系統主義教育」と言われ、教科別の指導を基本に行われています。(国語とか算数とか社会、音楽などなど)
 これに対して「各教科を合わせた指導」は、「経験主義教育」と言われます。生活を送る中で主体的に物事に取り組み、目標を達成したそのときに必然的に発揮された力が総合的・実際的に習得されていきます。子どもたちが生き生きと主体的に生活すること、そしてそれに必然して多様な力が身についていくんですね。


【遊びの指導】
 そんな「各教科を合わせた指導」に位置する「遊びの指導」を学習指導要領ではこうして定義しています。


遊びの指導は、遊びを学習活動の中心に据えて取り組み、身体活動を活発にし、仲間とのかかわりを促し、意欲的な活動をはぐくみ、心身の発達を促していくものである。


 おもいっきり遊ぶことで、「身体活動」「仲間とのかかわり」「意欲的な活動」「心身の発達」と多様な力がはぐくまれていくんですね。
 「すべりだいの単元」で児童が遊びこむ中に、滑る上での体の使い方を覚えていく姿や友達と一緒に滑る姿(友達を誘う、友達を真似する...)、自分から何度も滑ろうとする姿、そうした姿から必然的に多様な力が身についていくのだと解釈してみます。


 今回は「遊びの指導」の各文言をとらえなおすことで、「遊びの指導ってなんなの??」を考えていきました。正直まだまだ足りないと思いますが、実際に単元を練り、児童のあらわれをみていく中で、僕なりの「遊びの指導」を見つけていきたいです。


 「私はこの本で勉強したよ!」「そこはとらえ方が違うんじゃない?」などご意見お待ちしております!

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